石井一久氏は過去に修復手術 大谷と同じ「三角骨による痛み」


会見中、厳しい表情を見せる大谷
 ◇大谷 WBC投手出場を辞退

 僕は10年のオフに左足三角骨を削る手術を受けた。投手に見られる症状で、基本はプレートにかける軸足側で、大谷の場合は右足になる。投球の際に足を上げて、フィニッシュに向けて体重移動していく時に、軸足はマウンドを蹴りながら回転していく。衝撃は相当なもので、その時に骨が当たる痛みを感じる。

 痛みは人によって違うが、投球ができないことはない。僕はテーピングを施したり、体重移動の仕方を変えるなどして対処していた。ただ、同じ動作を何度も繰り返すことで、三角骨がどんどん変形して、鋭く当たるような痛みに変わり、炎症を起こす。骨に当たる部分を削る手術を受けることで痛みは消える。オフに手術を受ければ全治2~3カ月なので、翌シーズンには影響は出ない。

 今回、投手としてWBC出場を辞退したが、しばらく休めば痛みが完全に消えるというものではない。大谷にとって、今季は体重移動の仕方とか、いろいろ考えていくシーズンになるのではないか。 (スポニチ本紙評論家)