ももクロ 妹分・松野莉奈さん急逝に初言及 涙にじませ「心にぽっかり穴が」


イベント冒頭で松野莉奈さんについて語る百田夏菜子(中央)ら、ももいろクローバーZ=横浜アリーナ
 アイドルグループ・ももいろクローバーZが11日、横浜アリーナでニッポン放送「ももクロくらぶxoxo」(日曜、後10・00)のバレンタインイベントを開催し、8日に急逝した後輩グループ・私立恵比寿中学の松野莉奈さん(享年18)について初めて言及した。イベント前に5人でステージに立ち、リーダーの百田夏菜子(22)が「心にポッカリ穴が空いてしまったよう」と涙声で胸中を明かした。

 イベント冒頭、ももクロの5人がステージ横から歩いて登場した。会場は大歓声に包まれ、総立ちとなった。だが、一礼したメンバーはそのまま会場が静まるのを待ち、普段とは違う空気を察したファンたちも次々と席に座った。

 リーダーの百田が代表して口を開いた。松野さんの死について「私たちも本当に突然のことで、すごくびっくりしています」と率直に語った。声は震え、詰まり、目は真っ赤だった。

 ももクロは08年、エビ中は09年に結成。同じ事務所の女性アイドルグループでは“長女”と“次女”の関係だった。松野さんが加入したのは10年だが、それまでも別のグループで活動しており、ときには同じレッスンで汗を流してきた。合同イベントで共演もしている。

 「一緒に頑張ってきた仲間の1人だったので、突然の報告にさみしい気持ちと…う~ん…今でも信じられないくらい…。私たちもどうしていいのか分からない気持ちでいっぱいです」

 「でも」と続けた。「暗い顔をして歌っても、りななん(松野さんの愛称)もお客さんも何にも喜ばないと思うので、最後まで精いっぱいやらせていただきます」。松野さんに思いを伝えるように、5人で約10秒間、頭を下げた。その背中に大きな拍手が送られた。

 イベントでは悲しみを押し隠し、全力のアイドルスマイルを届けた。台本なしで「ぐだぐだファースト」を掲げ、笑いを盛り込む“ももクロ”流で1万2千人を沸かせた。